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keieirinen2015
経営理念の作成にあたって

会社創立時の思いを将来まで大切にするため、一緒に働き学び続けていただける社員と共通の認識、価値観を共有するために経営理念を作成いたしました。

私は、もともと生命保険が嫌いでした。売り込まれて損をさせられる、強引に押し付けられるというようなイメージを持っていました。そのような私が、なぜか、今、生涯の仕事と感じ生命保険の仕事をしております。
2002年の年末、突然、父が64歳で亡くなりました。ちょうど母が翌月60歳で仕事も定年退職し、これから夫婦で旅行を楽しみ、のんびり生活していこう話していた矢先でした。保険は、60歳までは、数千万円の保険に加入していましたが、ほとんど解約、満了し、葬式代の300万円だけが残っていました。夫婦で1ヶ月に約35万円入る予定だった年金が、遺族年金として、約15万円しか入らないことがわかりました。遺族年金と、父が残してくれた退職金と預貯金で、母は何とか生活していけるということは確認できました。しかし、その後、今まで私にお金の心配を見せたことがない母が、お金の心配をして節約していることが伝わってきました。
定年後の保険は、葬式代だけあればいいというのは違っていると痛感しました。

父の一回忌の後、外資系生命保険の営業マンから連絡が入りました。何と、保険の仕事の誘いでした。
父が亡くなったことで、もっと一生涯のライフプランを考慮した保険の必要性を感じていた時に、運命かとも感じ、思いきって転職することに決意しました。ファイナンシャルプランナーとして、生命保険だけでなく総合的なサービスを提供していきたいと、保険、年金、資産運用、税金、住宅ローン等の相談に対応していきました。
保険業界に入って感じたことは、保険というおそらく納品までの期間が最も長い商品でありながら、ほとんどの営業が1年以内に退職していく、ほとんどのお客様が、契約時の担当者がいなくなっているということでした。
保険の仕事の最も大切なことは、当たり前ですが、保険金、満期金のお支払いにあるのではないでしょうか。
まず大切なことは、その時まで私自身が保険の仕事を継続していることだと確信しています。

今までは、良い会社に入り、定年まで働くと退職金が支給され、老後は退職金と国の年金で生活できる、老後の病気は老人医療制度でほとんどがカバーされるという、会社と国に守られたライフプランが確立されていました。
しかし、これからは、会社の退職金は減少、年金支給年齢の繰り下げ、年金の減少、老後の医療費、介護費、税金の負担増大という時代です。
現時点で年金支給は65歳からです。60歳で定年すると、5年間の生活費が空白になります。
また、投資環境も変わりました。バブル崩壊までは、銀行、郵便局に預貯金しておくだけで、毎年4%、5%位の金利があり、10年間預けると、1.5倍、2倍近くに増えたのです。そのため株式、投資信託、外貨預金等にリスクをとって資産運用する必要もありませんでした。しかし、この10年間、日本の銀行、郵便局の金利は、世界でも異例な1%以下の超低金利の時代が続いています。
退職金も確定給付から確定拠出に変わっていっています。退職金準備の運用も企業責任から自己責任に変わっていっているのです。
これからの時代、老後の長生きリスクが、ほとんど全員の方に訪れます。
老後に長生きした時に生活に困らないよう、自己責任で準備していく必要があります。そのためには、資産運用も必要であり、また、60歳以降も働き続けられる健康管理は当然のこと、人間性、専門知識を備えて働き続けられるように自分自身の価値を高めていく必要があります。
今までのように万一の保険にだけ無駄なお金を支払う余裕はありません。万一の保険は、遺族年金の不足分の必要最低限にして、その分、老後の長生きの生活資金準備、医療、介護の準備にあてる必要があります。
このような社会状況の変化、長生きのリスクへの準備も含めて、生涯のライフプランのお役に立ち続けたいと思っています。

ファイナンシャルプランナーとは、夢を実現させるお手伝いをする生活設計のアドバイザーです。人生の目標を実現させるためには、金銭的な問題も生まれます。総合的な資産のプランニングをし、実現の手助けをします。しかし、単純に運用して資産を増やすのが目的ではありません。夢、目標の実現のために資産をプランニングするのです。
人生の夢、目標を実現し、物心ともに豊かな生活をするためのアドバイザーでありたいと思います。
そのために、お客様一人一人のライフプランにあわせて、生涯のお付き合いをしていきたい、そのために仕事を続けていきたいと思っています。
しかし、一個人だけでは永続していけません。そのために会社として永続していきたいと会社を設立しました。
この経営理念に共有していただいた社員の方に、将来、事業を引き継いで、経営理念の基に会社を永続していって欲しいと願います。今後、10年、20年、30年、50年、100年と会社を永続していく中で、私自身が会社設立時の初心を大切に振り返ったり、私自身や社員が迷ったときの判断材料にしたり、いろいろな機会で常に再確認できる指針書にしたいと思います。そのためにも、今後も毎年、毎年、少しずつ進化させていきたいと考えます。

2007年11月3日
株式会社クオリティライフ

代表取締役 能登清文